小6になると、塾からの帰宅が21時22時にあることも珍しくない中学受験。
みんなはどんなスケジュールで何時間勉強してるのか。効率のいいスケジュールの立て方とは?我が家での実体験を元に、効率のよいスケジュールの組み方などお伝えします。
中学受験する子・しない子、勉強時間の比較
ベネッセが行った全国の勉強時間の調査では、中学受験する子としない子では1時間程度、勉強時間に差があります。

小5の段階で、受験生は平日でも授業以外に3時間以上勉強している子が35%もいます。受験しない・決めていない子は50%が1時間程度。それでも2時間以上勉強してる子が26.6%居るのは驚きです。
受験しない子でも勉強時間は多いように思いました。調査地域が少し都市部寄りだからかもしれませんが、今の子は学習意識が高いですね。
受験生の、学年別勉強時間
平日の勉強時間の目安です。一般的には家庭学習は「学年×10分」と言われていますが、受験生には全然足りません。受験する、しないに関わらず学習習慣をつけることは大事なので、低学年のうちは少なくても家庭学習をしておくことをおすすめします。
学年別、平日の勉強時間
- 小1〜小3:10分〜30分
- 小4:1時間以上
- 小5:1時間〜3時間
- 小6:2時間以上
小4は、本格的に学習習慣をつける段階になるので、毎日1時間以上は勉強できる習慣をつけるのが一般的です。
小5になると宿題量も増えてくるので、徐々に勉強時間が増えてきます。休日は3時間以上勉強する子も多い。
小6では、更に勉強時間は増え、習い事との掛け持ちが難しくなる。友達と遊べる日もほとんど無くなってきます。平日2〜3時間以上、休日5時間以上が普通です。最低でも週20時間は勉強します。
我が家の場合は、スタートが遅れた(小4の終わり)こともあり、小5の段階では平日2~3時間、休日3時間程度でした。
効率的なスケジュールの立て方
基本的で大事なこと
- 適度な休憩
- 勉強中は話しかけない
- 暗記は寝る前
ポイント
- 正解は無い
- いつでも見直す意識
スケジュールは、こどもと相談して決めましょう。やらされてる感が出てしまうと反発の原因にもなります。1日の中で勉強にあてられる時間は限られています。夜遅いと集中できないので、なるべく早い時間帯に勉強時間を設定しましょう。
適度な休憩
50分〜1時間程度で区切り、10分〜15分程度休憩させましょう。だらだら続けても効率が悪く身につきません。勉強と休憩のメリハリをつける。
理想の10分休憩
- 何もしない(無の状態)
何もしないことで、寝ている時と近い効果が得られる。勉強内容を脳内で整理して記憶を定着させる効果がある。瞑想の簡易版みたいな感じです。外でも見ながらボーッとするか、目を閉じて何もしない。多少寝てしまってもいいですが、15分くらいで起こしましょう。 - 運動する
体を動かすことで、体中に血液が回り脳をリフレッシュさせる効果がある。スッキリした気持ちで勉強を始められます。
勉強中に話しかけない
直接スケジュールとは関係ないんですが、これをすると予定が狂うという意味で入れました。
人は集中するまでに20分かかると言われています、話しかけるだけでせっかくの集中がリセットされてしまうので、よっぽどの理由がない限り勉強中は話しかけないように。
それと同じでスマホなどの通知も集中を奪います。必ず通知オフにしておきましょう。
寝る前に暗記もの
睡眠と学習は深い関係があり、寝る直前は重要な勉強時間
寝ている間に1日の記憶を整理整頓し、必要なものを定着させる働きがある。なので暗記は寝る前が最適だと科学的に分かっています。夜は疲れていますが、がんばれば暗記ものくらいは行えます。社会や国語の語彙・作者と作品・漢字などがおすすめ。
細かいスケジュールに正解は無い
いつ何を勉強するか、各家庭や状況でも違うので、その子に合った予定を立てること。
1日のスケジュールは、みんな様々、習い事や夕飯やお風呂の時間など、家庭によって違います。どのタイミングに勉強時間を設定できるか。空いている時間に埋めていき、週の目標勉強時間を達成できるようにスケジュールを立てます。
早朝の勉強をやめた理由(いつでも見直す意識)
「放課後遊びに行きたいから、朝早起きして宿題終わらせたい。」
こどもがそう言い出したので、早朝に勉強させてた時期もありました。朝の勉強は調子も出来もよく、この子に合ってる勉強方法だなと思っていたのですが、半年間ほど経った頃から、次第にミスも増えてきました。最近調子悪いねと聞くと「頭が回らない」と言い出し始めたので朝の勉強はやめることにしました。
いつ勉強するのがいいか、朝集中できた頃もある。朝は頭が回らないということもある。
効率がいい最適な勉強時間の正解は、家庭の状況、こどもやる気、体調や気分よって全く違ってきます。都度見直しながら決めていきましょう。
我が家の実際の週間スケジュール
中学受験生、小5の頃のスケジュールです。我が家は塾なしなので、週2日の公文以外、塾の時間はありません。これもずっと同じではなく、よく変更しました。受験すると決めたのが遅く、小4の終わりかけ1月なので、平日2時間以上、休日3時間以上という目標でスケジュールを立てました。
毎日2時間程度の勉強だと、まだ友達と遊んだり習い事に通うのも可能です。
丸つけ、直しの時間が遅いのは、私の都合です。
