
A | 小1~小3夏頃:今のうちにやること
小1から中学受験の準備している塾もありますが、受験が全てではありません。運動や音楽の習い事などで、勉強以外で伸びるものがあるかもしれないし、友達との遊びで学ぶことも多い。
早すぎるスタートは、先が長すぎて嫌になるリスク
小4から3年間のカリキュラムで進めるのが一般的。早く始めたら余裕がありそうですが、低学年だと実践的な勉強は難しいのでコスパは悪い。みんなが遊んでる中、塾に行くことは「辞めたい」と言い出すリスクも高い。
低学年のうちに「学習習慣」をつけること
宿題以外に勉強する習慣をつけることが、小4以降の本格的な受験勉強を続けられることにつながります。
最も学習習慣をつけやすい教材は【進研ゼミ小学講座】
色々なサービスがある中、習慣化に特化しているのが「進研ゼミの小学講座」
「勉強 = 楽しい」につながるしかけがたくさん。教材の中ではダントツおすすめ。
B | 小3夏~小4:本気の受験
中堅校〜難関校を目指すなら、大手進学塾で間違いない
蓄積したノウハウで信頼できる指導。塾によって特徴が違うので、体験に参加したり、実際に話を聞きにいったりしながら、どの塾に入塾するか決める。
ネットの情報は参考程度に、実際に足を運ぶことが大事
面倒かもしれませんが、同じ塾でも地域によって違いがあるし「感覚的に合う、合わない」は、ネットで情報では分かりません。実際行ってみた方が早い。小3の夏頃から塾を探し始めて、入塾は2月が一般的なので小3の夏頃から探し始めると余裕があります。夏休みの体験学習を実施している塾も多いので利用してみるのもおすすめ。
どの大手進学塾でも、200万円以上は覚悟
毎月の月謝に加えて、テストや模試、教材費、夏期・冬季講習など。受講するしないで金額は変わってきますが、200~300万円くらいが一般的なので覚悟しておきましょう。
難関校を目指すなら浜学園
強みは徹底的な学習管理と灘中合格者数17年連続日本一の実績。中学受験は親の学習管理がキツすぎる。浜学園は塾が徹底的に管理する為、親への負担が一番少ない。難関校といえばサピックスが有名ですが、こちらは親が徹底的に学習管理しないといけないので、大量の宿題を自ら進んでできるような能力の高い子じゃないと、親は相当苦労します。
浜学園
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C | 小3夏~小4:ゆるめの受験
教育の質が高く環境がよい学校なら、中堅校以下でも良い学校はたくさんあります。
ゆるめに偏差値40〜50程度を目指すのは全然アリです。
「個別塾 + オンライン学習サービス」という選択肢
ゆるめの受験だと、本気の進学塾に通わず「個別塾+オンライン学習サービス」がおすすめ。偏差値55以上だと進学塾以外考えられないけど、偏差値が50程度以下なら十分可能性があります。
良い点は「低予算でも可・時間の自由さ」
組み合わせや、授業数や量の調整で予算を抑えることができるし、個別対応は効率的に勉強ができる。時間の調整が効きやすいので習い事を辞めなくても大丈夫。最近は質の高いオンライン学習サービスが増えているので、進学塾に行かない家庭も増えています。
悪い点は「モチベーション維持の難しさ」
見えるところに同じ目標に向かう仲間がいないので、孤独な戦いになる。うまくモチベーションを保てるように親のサポートが大切。
ゆるめ、といっても中学受験する以上それなりにキツいです。進学塾でガチ受験するよりはゆるいですが、それでもこどもは多くの勉強が必要だし、親は宿題やスケジュール管理などの負担はあります。
個別塾 + オンライン学習サービスをつかった、具体的な勉強法
D | 小5:本気の受験

難関校を目指すなら、キツいけど大手進学塾
大手進学塾は小4春からカリキュラムが組まれているため、この段階で入ると結構キツい。小4で学ぶべき1年分を小5の学習と並行して勉強しないといけない。かなり詰まった学習になるが、難関校を目指したいなら多少無理をしてでも大手進学塾に通うことをおすすめ。難関校対策は実績のある塾じゃないと難しい。

中堅校くらいまでなら、地域にある「中小塾」がおすすめ
少人数で小5からでも始められる塾もあります。ただ、中小塾は情報が少ないので塾探しが難しい。実際体験に行ってみたり担当者の話を聞いたりして決めましょう。
よい中小塾とは、こちらの話をしっかり聞いてくれる塾
ありがちなのが、塾側の主張を一方的に話し、こちらの話をあまり聞いてくれない塾。「大丈夫ですよ」と言うばかりで、なんとなく親身に聞いてくれないと感じたら、あまりいい塾ではないです。
E | 小5:ゆるめの受験
ゆるめの受験なら、個別塾やオンライン学習サービス
小4でも小5でも、個別塾やオンライン学習サービスは幅広く対応できる。小4で進めるべき内容もギュッと凝縮して学習できるので、段階的に無理なく進められる。小4スタートよりは密度が濃いですが、難関校じゃなければ十分可能。

長期間の大変さや、費用面を考えると、意外とおすすめな小5スタート
我が家も小5スタートでしたが、とんでもなく長く感じた。小4スタートはゆとりはあるが、長すぎる期間に親か子どちらかが耐えられず、辞めたくなる可能性も高まる。小5スタートですら長くてつらく、私は何度も辞めたくなりました。
費用の面で1年分で数十万はかかります。その塾代や時間を、他の習い事に使うことも有意義な使い方だと思います。
個別塾 + オンライン学習サービスをつかった、具体的な勉強法
F | 小6:今から間に合う方法
3年分を1年で学ぶので、相当な勉強量が必要。1年間ほぼ勉強一本に集中するくらいの覚悟が必要ですが、中堅校以下なら狙える可能性があります。
小6から成功させる方法
- 首都圏模試で実力を知る
受験勉強してないと解けなくて当然、現実を知る
(→ 首都圏模試センター) - 志望校を絞る
模試の結果をもとに、狙えそうな志望校を絞り込む - 過去問を10年分集める
志望校が決まったら、メルカリなどで過去問を10年分くらいの入手 - 出題傾向を徹底的に分析
読み込んで出題傾向を調べる - 個別指導塾 + オンライン学習サービスを併用
出題されそうな問題を重点的に学習する
ひとまず今の実力を知る為に首都圏模試を受ける。学校の成績が良くても、学校では習わない受験問題は解けないものが多い。点数が低くても当たり前だと思うこと。
現実を知ったところで志望校選び、偏差値40台でも受験勉強していないと難しいので対策が必要。時間も限られているので、受験問題の範囲を絞る必要がある。
中学受験全般の問題範囲は広いので、全範囲やらない為に志望校を先に決める必要がある。志望校が決まってきたところでメリカリやヤフオクなどのサイトで古い過去問を入手。学校ごとに出やすい問題傾向が見えてくるので、出そうな問題の種類から重点的に学習していく。
時間が限られているので理科・社会が特別得意でなければ、2科受験に集中。
進学塾は小6からだと対応不可なので、個別塾を使うことになりますが、オンライン学習サービスを併用することをおすすめします。個別塾もオンライン形式の方が良い面が多いのでおすすめ。くわしくはこちらに書きました。
個別塾 + オンライン学習サービスをつかった、具体的な勉強法