中学受験|塾はいつから?小4入塾〜本番までの流れ【小5小6年で本格化】

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中学受験はいつから始めればいいの?

一般的には小4生の春(小3年の終わりかけの2月)です。

それまでにやっておくことはあるの?
それと、入塾後の受験までの流れはどんな感じ?

学年によって状況が異なるので、
それぞれの学年ごとに詳しくお伝えします。

入塾前の低学年(小3以前)は、こちらの記事が参考

中学受験、低学年でやっておくこと4つ【学習習慣・基礎固め・遊び・運動】
中学受験で低学年のうちにやっておくことってあるの?ありますが、あまり低学年から中学受験を意識しすぎるのはよくないです。小...

中学受験の塾はいつから? 4年入塾〜本番までの流れ

一般的な進学塾のスケジュール
  • 小3 | 2月
    入塾

    学力把握
    ・小3までの復習

  • 小4 | 4月
    ゆるやかにスタート

    学習習慣をつける
    ・塾の宿題に慣れる
    慣らしの期間

  • 小5 | 4月
    勉強が本格的になってくる

  • 小5 | 秋頃
    難易度が上がる、宿題も増える

    ・勉強が難しくなる
    挫折する子も出てくる
    ・小5の内に全単元のインプット終了

  • 小6 | 4月
    演習がメイン、より実践的に

    実践的な問題を解いていく
    模試で偏差値を知る
    学校説明会に行く
    志望校を絞り込んでいく

  • 小6 | 10月
    過去問対策(第一志望校決定)

    ・志望校の過去問を解き始める
    第一志望校を決める

  • 小6 | 2月
    受験本番

小4の最初は緩やかに始まり、学習習慣をつけながら小5の内に全ての単元を終わらる。小6からは今まで習った基礎を元に、演習をメインに幅広い問題へ展開してきます。

小5の後半になってくると、勉強の難易度が急に上がるので苦戦することも増えてきます。小4からの塾は、そういったことも考慮した余裕のあるカリキュラムになっているのです。

低学年で塾に入れる親が増加。早くに塾に入れるべき?

近年、低学年から入塾させる親が増えているらしい

SAPIXの入塾テストに受かるには、低学年から対策が必要

上位クラスに入る子は、低学年の頃から基礎固めをしている

近年そんな情報が入ってきます。塾では中学受験の低学年コースが作られているくらい、中学受験の低学年化が加速している現実。“乗り遅れないように早く塾に入れなくては” 親のあせりを狙って、塾はあおってきます。低学年で差をつける為に、我が受験コースを。

あせる気持ちは分かります。周りが塾に入れ出したら、うちの子もいれないと乗り遅れる。でも、塾に通ったところで、どこまで身についているのか。勉強したいわけじゃない低学年の子が、そんなに集中できるはずもない親の安心感だけの為に塾に通わせるのはかわいそうだし、何より効率悪すぎる。結果、勉強嫌いになったら本末転倒です。もっと現実的な受験対策を。

低学年から塾に通うことで、失うものも大きい

  • 対人コミュニケーション能力
  • 運動能力(基礎体力)

低学年のうちは、心と体をつくる上で大事な時期。友達との遊びや習い事などで得られる、友達との遊びで得られるコミュ力。運動系の習い事で得られる体力や体づくり。この2つを失ってまで勉強させることにメリットがあるとは思えないので、低学年らしいことをさせたほうが人間的には成長します。

とはいえ、何もさせないのも心配だと思うので、無理ない程度に勉強をさせるのはアリだと思います。

低学年のうちにやっておいたほうがいいこと

中学受験、低学年でやっておくこと4つ【学習習慣・基礎固め・遊び・運動】
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小4 | ゆるやかに始まる中学受験

いきなり本格的に始まるわけじゃない。ゆるやかに始まります。受験勉強の基礎習慣をつくる期間。

毎日の漢字や語彙、計算練習といった勉強習慣化、授業の復習の宿題を締め切りまでに終わらせる。分からない問題を先生に聞いて理解する。といった基本的なことが出来るようにする期間。

塾に通う回数も週2回だったりで、習い事を続けることも、まだまだ十分可能。

小4はこんな時期

  • 塾は週2日
  • 塾の宿題に慣れる
  • 勉強の習慣化

まだまだゆるいので、小4は中学受験に対しての意識はまだ低い。遊びや習い事との兼ね合いで、いつ宿題をするのか、家庭内で話し合って時間を決めて勉強習慣をつけさせる。

小5 | 本格的に受験勉強が始まる

小5からは応用問題が出てきたり、段々に勉強も難しくなってきます。塾に通う回数や宿題が増え、習い事と並行するのが難しくなってきます。

秋頃になると、今までの基礎理解や、学習習慣によって「できる子」と「できない子」の差が見え始める。スランプを感じたり、挫折する子が出てくるのもこの頃。

小5はこんな時期

  • 塾は週3日
  • 宿題量が増える
  • 勉強が難しくなる
  • 習い事を続けるのが難しくなる
  • 挫折やスランプになる子が出てくる

この時期から本番まで、親も精神的にキツくなってくる頃です。親の焦りとは反して、成績が伸びない、子供のやる気がない。など受験の大変さを痛感する時期。

子供も大変な時期だと親が理解して、例えば、宿題をやりたがらなくなった時も理由があるはず。今までと同じような接し方ではなく、子供の気持ちに寄り添ってあげることを意識しないといけない頃。

小6 | 演習が増え、様々な問題に挑戦する時期

小6までに一通り全ての単元は終えます。小6は学んだ内容をもとに、基礎から応用まで様々な問題を解いていく。自分の偏差値がどの程度で、どのくらいの学校を目指せるのか、志望校を絞り込む時期でもあります。

苦手分野の克服など、受験に向けて固めていく時期。

模試、特別講習、自宅学習、志望校選定の為の学校イベントや説明会参加、夜遅くまで塾通いになることも多くなってきます。夏休みは夏期講習、冬休みは冬季講習、弁当持って塾通い、帰宅は21時22時も珍しくない。子供たちは休む暇なく本当に大変だと思います。

小6はこんな時期

  • 演習メイン、様々な応用問題を解く
  • 志望校決める
  • 勉強漬けの日々
  • 遊ぶ暇なし
  • 弁当持って、夜遅くまで塾通い

小6で明暗が分かれる大事な時期、とはいえ長く大変な毎日、息切れすることもしばしば。

受験本番が近づくほど精神的にキツくなってきます。私も「受験辞めさせたい」と思うことも何度もありました。第一志望校に届かないなら別の学校を候補にするなど、柔軟な考えをもって中学受験に挑みましょう。