中学受験で人生狂った。本当の勝ち組は偏差値で選ばない

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受験の現実

親が独断で決めた中学受験。

やりたかったサッカーを諦め友達からの遊びの誘いも断り、学校終わったら塾、週末も1日中受験勉強。

過剰な勉強に無謀な志望校。模試の結果が上がらず親に叱られる日々、耐えきれず勉強をサボりがちに。当初決めた志望校を諦め偏差値を下げて合格するも、朝は6時半の電車に乗って通学する日々。

帰りも遅くなるから部活もやめた。授業が難しすぎる。進度が早くついていけない。規則が厳しすぎる。学校が合わない。結局辞めて公立に通うも、もう性格は歪んでしまっています。自分に自信もなければ、親はもちろん他人も信用できない。今更馴染めなくて学校を休みがちに。

現実にそんな話があります。

こうなってくると、親子関係はボロボロ。親のせいで人生狂ったと思うのは当然でしょう。この先ずっと、親が歩み寄ろうにも関係修復は難しい。

この話は極端かもしれませんが、中学受験で人生狂ってしまう可能性は身近に転がっています。中学受験をするかどうか、子供と相談するにしてもまだ判断が難しい年齢。我が家もそうでしたが、相談しながらとはいえ、親が誘導することが多いでしょう。

そして、高校受験とは違い、親子が一緒になって受験に取り組むという独特の環境。まだ精神的に幼い小学生。一歩間違えたら子供が壊れてしまったり親が鬱になってしまったり、親子の関係崩壊してしまったり。そんなことは、普通にありえます。

難関校を目指さない我が家でさえ、何度も危ない状況になりました。

なぜ中学受験で人生狂ってしまうのか

中学受験で人生狂った原因

  • 高額な塾代と私立の学費に苦しんだ
    入学までの進学塾で200万円以上かかる中学受験。入学後も中学3年間で約430万円。高校卒業までに1,000万円を越します。リーマンショックや不況の影響で学費が払えなくなった家庭は1つ2つじゃありません。成績が良かったのに退学しなければならなかったケースもあります。
  • 親子関係が悪化した
    やりたくなかったのに親の意思で受験した。親の想いが強すぎることによる過剰な教育。第一志望校以外は全て失敗と捉える親。読んでた漫画を取り上げて投げ捨てる。親への不信感がつのり反発するも、親は絶対に認めない。受験で親子関係が悪くなるのはよくあることです。
  • 勉強がトラウマになった
    何時間勉強しても成績が上がらない。親からは叱られる。塾では成績による席順決めやクラス落ちへのプレッシャーなどで、精神的に追い込まれる。入った中学ではついていけない。勉強にはネガティブなイメージしかなくなり勉強そのものが苦痛になる。
  • やりたかったことを諦めて後悔した
    受験のために大事なものを諦めた。本当は続けたかった習い事や友達との遊び。友達と遊んでる子がうらやましかった。この時期でしか得られない大切なものを犠牲にしたことへの後悔
  • 学校が合わなかった
    友達と話が合わず馴染めない。なんとか合格したものの、授業のレベルが高く勉強についていけない。中1でつまずくとその後もずっとついていけなくなり、限界になって中退するパターンもあります。

すべての原因は無理してるから

家庭の経済状態や子供の学力レベルに見合わず無理すると、合格でも不合格でもその後の人生が狂ってしまう可能性がある。本人が勉強したい、学びたい学問があって行きたい学校があるならともかく、将来一流大学に入れたい、という理由だけで中学受験するというのは危険です。

狂った人生にしない為に

  • 親の意思だけで決めない
    本人としっかり相談した上で受験する
  • 偏差値で学校を決めない
    校風や教育内容といった中身で決める
  • 無理のない偏差値の学校を狙う
    進学塾ではなく個別塾などを利用
  • 大事なものを犠牲にしない
    運動や音楽、ゲームも息抜きになる。続けながら受験する方法はある

中学受験してもいい理由

  • 学びたい学問がある、良質な教育を受けたい
  • 近所の公立の評判が悪い

私立は公立と比べて圧倒的に教育の質が高い。企業との連携した教育や英語教育に力を入れてたり、部活が盛んだったり、一人一人に寄り添った熱心な教育などさまざまな特色があり、公立では経験できない中学生活を送ることができる。

私立は、その子に合った学校を選ぶことができる

逆に公立は、学区で決まってるから選べない。学区の中学が評判が悪い。不良が多い、生徒が少なく部活が機能していない、生徒をほったらかしらしい。近所から聞こえてくる悪い評判。そんな悪い評判の中学を避けるために私立中学に進むのは健全な判断です。

中学を、偏差値で選ぶ弊害

偏差値の高い中学校に入って
一流大学に入って
優良企業に就職して幸せな人生

だから高い偏差値の学校に入れたくなる。その気持ちはよく分かります。でも、実力以上の中学に入って伸びるのは難しい。ついていくのが精一杯になることは想像できない。入学はゴールじゃない

志望校を検討する時、家からの通いやすさや教育内容などを考える中、どうしてもチラついてくるのが「偏差値」。我が子はどのレベルを狙えるのか、高ければ高い方がいい。そう考えてしまいますよね。

最初は冷静だったかもしれない

もしかしたら最初から本気じゃないかもしれない。「目指せればいいね」そのくらいの気持ちで始めたはずが、受験の渦中に身を置くと、いつしか気持ちが変わってきます。伸び悩むと「まずい、落ちるかもしれない」逆に調子良く進むと「もっと上目指せるんじゃない?」

次第にエスカレートし、
子供への当たりも強くなる。
中学受験には、そういう怖さがある

私も経験しましたが、思うように学習が進んでいかないと、だんだん焦って強く当たることも増えました。狂気じみた感情になるのは特別なことじゃありません。気持ちがセーブできなくなる。漫画を取り上げたくなる気持ちもわかる。親としては、本当は勉強漬けにさせていとは思っていない。でも、不安の方が上回る。少しでも確実に志望校に合格させてあげたい。その想いが、時に子供を追い込むことになる。

親も子も、本当に苦しむのが中学受験。

志望校は、偏差値に余裕のある学校を
じゃないと、親子が壊れてしまいます

私は人生でこれほどまでに、精神すり減らしたことがあっただろうか。ほとんどの家庭は、状況こそ違えど似たようなキツイ状況で中学受験に挑んでいるのは間違いありません。

中学受験で人生狂わない為に、偏差値で選ばない

  • 無理のない偏差値の学校に行く
    偏差値40台でも教育レベルは高い。偏差値よりも子供に合った校風や教育内容を重視して志望校を決めましょう
  • 進学塾でなく個別塾、何もあきらめない
    進学塾は高い偏差値を目指すための塾。競争意識が強すぎるし習い事も難しい。個別塾を上手く使って、やりたいことや習い事、友達との遊びなど、何もあきらめない受験

無理のない偏差値の学校へ行く

私立中学は、偏差値では測れないそれぞれ違った魅力があります。力を入れてる分野が様々。引っ込み思案で消極的、勉強が少し苦手な子だったら、面倒見のいい学校に入れた方がいいんじゃないか、将来海外で働きたいという夢をもってる子だったら、英語教育に力を入れてる学校を目指した方がいいし、子供の性格、将来の目標に合った学校を選ぶことができるのが、私立を選ぶ大きな理由だと思います。

偏差値が低くても教育の質は高いし荒れてるわけではない

偏差値の高い学校で陰湿ないじめがある可能性だってあるし、偏差値の低い学校のほうが、ほのぼのしてみんないい子ということだってある。我が子は偏差値40台の中学に通っていますが、部活も充実してるし、友達もたくさんできて、普通に楽しそうに通ってます。近所の過疎ってる公立中学だったら、こうはいかなかったと思います。

進学塾でなく個別塾、何もあきらめない

とりあえず進学塾
その考えは古いし、危険

大手進学塾は高い偏差値の中学を目指すことに特化しています。内容もレベルが高く、低い偏差値を目指す子には向いていません。偏差値の高い学校を目指す為、常に競争を意識させるシステムになっています。親も子も、嫌でも周りと比べてしまう環境。そのムードに疲れてしまって中学受験自体を辞める子も多い。進学塾に通わなくても中学受験はできます。

近年の主流は、個別塾などを使った柔軟な受験

中学受験といえば、小4春から進学塾に通い偏差値60以上の難関校を目指す。以前はそうでしたが、今は中学受験への考えが各家庭で様々。純粋に教育内容で学校を選ぶ家庭も多いし、スタート時期も小5の途中から始める子もいる。進学塾の競争ムードが合わず、個別塾に変えて自分のペースで勉強する子。習い事をやめたくないから個別塾に通い現実的な受験をする。難関校こそ目指せないが、スタート時期も自由、個人のペースにあわせて、無理のない個別塾や小規模塾を活用した受験が主流になっています。

高い偏差値を目指さないなら犠牲にするものも少ない。志望校はよく考えて決めましょう。

普通の子なら実は偏差値40台が狙い目です


中学受験で人生狂った原因

  • 高額な塾代と私立の学費に苦しんだ
    高校卒業までに1,000万円を越す学費が、不況の影響などで学費が払えなくなったりする。
  • 親子関係が悪化した
    過剰な教育。親への不信感で反発するも、親は絶対に認めない。受験で親子関係が悪くなるのはよくあることです。
  • 勉強がトラウマになった
    塾での競争のストレス。入った中学ではついていけない。勉強にはネガティブなイメージしかなくなり勉強そのものが苦痛になる。
  • やりたかったことを諦めて後悔した
    習い事や友達との遊びなど、この時期でしか得られない大切なものを犠牲にしたことへの後悔。
  • 学校が合わなかった
    授業のレベルが高く勉強についていけない。限界になって中退するパターン。

狂った人生にしない為に

  • 親の意思だけで決めない
    本人としっかり相談した上で受験する
  • 偏差値で学校を決めない
    校風や教育内容といった中身で決める
  • 無理のない偏差値の学校を狙う
    進学塾ではなく個別塾などを利用
  • 大事なものを犠牲にしない
    運動や音楽、ゲームも息抜きになる。続けながら受験する方法はある